移動平均線ってご存知の方も多いかと思います。
かなり有名でとてもシンプルなインジケーターです。
使っている方もかなり多いこの移動平均線。
MA(Moving Average)とも言われます。
移動平均線はいくつか種類がありますが、もっとも多く使われるのはSMA(単純移動平均線)と呼ばれるものです。
◆MT4での挿入の仕方を解説します。
罫線分析ツール→トレンド→MovingAverage
です。
指定した期間の平均値を出したもので、10SMAなら過去10本分の足の平均値を出し、25SMAなら過去25本分の足の平均値を出します。
↓
20140324c
通常、移動平均線は期間の異なる数本を用いることが多く、10SMAと25SMA、75SMAと200SMAなどの組み合せを多く見ることができます。
↓
20140324d
もう一本追加してみましょう。(色を分けましょう)
この辺の設定は好み・・ではありますがそんな事最初は分からないと思うのでまずはデフォルトでOKです。
期間はFXの解説書だと7の倍数である14や21という数字をよく見かけますが、
私が主に使っている手法は5の倍数の方が相性が良かったので、5・10・20などの線を組み合わせています。
ちなみに、勝っている投資家さんの設定値は
ほとんどの場合
- 短期線:5
- 中期線:20
- 長期線:75
で設定されるそうです。
手法などにもよりますが、シンプルな手法を取り入れるときにこの値はなかなか機能してくれます。
そして、よくこの移動平均線の使い方で紹介されるのが、
- 短期線が中期線を下から上に抜けたら(ゴールデンクロス)買いエントリー→【=High】
- 短期線が中期線を上から下に抜けたら(デッドクロス)売りエントリー→【Low】
といったことが言われます。
が、私の使い方はまた違います。
実際、このクロスも昨日しますが、それも使い方は少し違います。
では、どうやって移動平均線を使うかというと…
【相場観を立てる為に使う】
です。
要は、今相場はどの方向に動きたいのかを見るということです。
相場は今上昇したいのか、下落したいのか、持ち合っていたいのか。
その方向性を見て、エントリーする方向を決めるために使います。
移動平均線は一目見て相場の方向性がつかめるのでとても便利です。
ゴールデンクロスやデッドクロスだけの見方もいいのですが、
相場観を立てるといった使い方をお勧めします。
これが出来ると、エントリーの制度も上がります。